感覚でデザインするのはもう終わり。「ウェブデザインの思考法」で“良いデザイン”を言語化する

どうも、Web制作者の皆さん、日々のデザイン業務お疲れ様です。ニシザワです。
Webデザイナーになりたての方、あるいはディレクション業務がメインの方、「このデザインが良いか悪いか」をどうやって判断していますか?

「なんとなくカッコイイから」 「なんとなく今っぽいから」
そんな風に、感覚的にとらえてしまってはいませんか?( 実は昔の自分もそうでした。)

しかし、百戦錬磨の先輩デザイナーたちは違います。彼らは長年の経験から「良いWebデザインの見るべき場所」が分かっていて、それを言葉にできるんですよね。

「その『見るべき場所』、自分も言語化できるようになりたい!」「デザインの良し悪しを、ロジカルに説明したい!」
もしあなたがそう思っているなら、今回紹介する本はまさに“渡りに船”な一冊です。

この本が「デザインの判断基準」を教えてくれた

その悩みを解決してくれたのが、こちらの書籍です。

タイトルは少し長くて堅そうに見えますが、内容は現代のWebサイトやスマホアプリにおけるUIデザインを、驚くほど理論的に解説してくれています。

本書の素晴らしいところは、デザインに求められる役割と効果を、以下の2つの軸に体系化している点です。

  • 機能性:「使いやすい」「分かりやすい」「覚えやすい」といった、ユーザビリティの側面
  • 情緒性:「かっこいい」「かわいい」「おしゃれ」といった、感情に訴えかける側面

この2つを軸に、UIデザインの各要素をどう組み立てるべきか、その見せ方について学んでいくことができます。

特に刺さった「Webデザインを構成する要素」の分解

書籍本来の意図としては、Webデザインを「制作する段階(0から1を作る時)」に、理論的に積み上げるための手段として書かれています。

しかし、自分はこの本を読んでいてハッとしました。これ、「デザインレビュー(出来上がったものを見る時)」に必要な視点そのものじゃないか?と。

特に「デザインを構成する要素」を分解した項目が、レビュー時のチェックリストとして非常に優秀なんです。

デザインレビューで見るべき視点

本書で語られているデザインを構成する要素は下記の通り

  • 配色:色相、彩度、明度、コントラストなど。
  • 文字:サイズ、ウェイト、行間、書体の種類など。
  • レイアウト:種類(固定幅かリキッドレイアウトかり、コンテンツ幅・カラム幅、距離、余白、配置位置など。
  • アイコン:モチーフ、配置箇所、デフォルメの度合いなど。
  • 画像:写真、イラスト、動画、比率、被写体、アングルやトリミング方法など。
  • 装飾:シャドウ、テクスチャ、光彩、グラデーションなど。
  • 形状:コンポーネントのサイズ、形状、ポーダー、角丸の大きさなど。
  • アニメーション:変化の種類(拡大、回転、出現など)、速度、方向など。
  • インタラクション:ユーザーとインターフェース間の相互作用。どういった操作を行うとどういった結果が返ってくるかなど。
  • ライティング:キャッチコピーやコンポーネントラベルのテキストの書き方など
  • ナビゲーション:ページ間、サイト内外の遷移方法など。

これだけの項目を言語化して認識できているかどうか。 これは、Webデザインに携わる年数が少ないデザイナーにとっても、「先輩と同じ視座」を持つための強力な武器になると考えています。

まとめ:より良いWebデザインとは何かが分かった

また、書籍には「デザインの要素」と先ほど前述した「機能性」「情緒性」を掛け合わせると、デザインを網羅的に、構造的に解説することができると述べられています。
実際にこの本を読み込んでみて、自分の中で「良いWebデザインを見る指標」が改めて明確になりました。

どんな人に読んでほしいか

  • Webデザイナーになりたての人
  • Webディレクターなど、手を動かしてデザインを作ったことがない職種の人

現場で「なぜこのデザインが良いのか?」を議論するための共通言語として、ぜひ一読してみることをおすすめします。
デザインを見る解像度が、グッと上がること間違いなしです!

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