おトクにさくらインターネットからエックスサーバーに移行(WordPress)する手順
どうも、ブログのスピード改善を行っているハヤザワです。
このブログで今まで使用していたサーバはさくらインターネットからエックスサーバーに移行しました。エックスサーバーをお得に移行する方法と、移行の際につまずいたポイントをまとめてみましたので、移行する時の参考になればと。
なんでエックスサーバーなのか?
エックスサーバー
エックスサーバーは、高速化(処理時間の大幅な短縮をする「FastCGI」の採用)と安定性(国内大手データセンターで管理してサーバーダウンを防ぐ)が特長として上げられている。
さくらインターネットとのスペックと比べると以下の通り。(2016年5月時点)
X10プラン | スタンダードプラン | |
---|---|---|
初期費用 | 3,240円(税込) | 1,029円(税込) |
利用料金(年間契約) | 1,080円(税込) | 429円(税込) |
ディスク容量 | 200GB | 100GB |
転送量の目安 | 70GB/日 | 80GB/日 |
CPU | Intel Xeon E5-2630 v3 x 2 | Intel Xeon E312xx |
クロック周波数 | 2.40GHz | 2.40GHz |
メモリ | 96GB | 18GB |
いままで使用していたプランがさくらインターネットのスタンダードプランで、それに近しいエックスサーバーの価格・スペックで考えるとX10プランになる。
エックスサーバーの利用料金がさくらインターネットの2倍!!とお高い。
しかし、最新のCPUが2つ設置されている。メモリはさくらの5倍以上!
あとは、自動バックアップや24時間365日サポート対応など安心感が魅力。まぁ、いままで、特にサポートが必要になったことなんてないけど、、
さくらインターネットが悪いということではない。長期のブログ運営を考えると安定性を優先させていきたい点がエックスサーバーに移行した決め手になった。
作業手順
今回はこんな感じで進めてみました。
- さくらインターネットのサーバからWordPressデータをダウンロード
- エックスサーバーの契約
- エックスサーバーでドメインの追加
- さくらインターネットのデータベースをエクスポート
- エックスサーバーのサーバにWordPressデータをアップロード
- 「SQLファイル」をエックスサーバーにインポート
- ファイルが移行できているか動作確認
- 「ドメイン」のネームサーバーを変更
- メールアカウントの変更
一つずつ紹介していきましょう。
1.さくらインターネットのサーバからWordPressデータをダウンロード
さくらインターネットのサーバに入っているWordPressフォルダをローカルにダウンロードします。
1-1.FTPアプリは「FileZilla」でダウンロード
Windows、Macでも用意されている「FileZilla」は大量のデータをダウンロードの際に適しています。
大量のデータをダウンロードすると、何個かエラー出てきます。その時に「FileZilla」はエラーリストとして表示されるので、エラーしたファイルのダウンロードし直しが簡単にできる。
2.エックスサーバーの契約
お次はエックスサーバーの契約をしていきましょう。ここでお得に契約できる方法があります。自己アフィリエイトという自分自身で契約すると報酬を得ることができる方法を使います。大体エックスサーバーレンタル初期費用分くらいになります。
なんかややこしそうだなぁって思う方は2-1.を読み飛ばして2-2.から読んで下さい。
2-1.A8.netのセルフバックから申し込む
アフィリエイトで有名なA8.netのサービスを使う方法です。
セフルバックとは自分自身が商品購入(契約)をすることで収益を得ることです。
まずは、A8.netの登録をしないといけませんが、登録している方は是非活用していきたいですね。
セルフバックサイトから、エックスサーバーのプログラムがあるので、[セルフバックを行う]をクリック。クリックすると、エックスサーバーのサイトトップに入ります。(2-2.へつながる)
ちなみにセフルバックからエックスサーバーを契約して、報酬額が確定すると、翌々月15日(金融機関が休日の場合は翌営業日)に振込されます。
2-2.エックスサーバーの申し込みの流れ
エックスサーバーのトップから[お申し込み]をクリック。
「初めてのご利用・新規お申し込みの方」、「すでにエックスサーバーをご利用中の方」のどちらかを選択。今回がエックスサーバーの申し込みが初めてでしたので、[新規お申し込み]を選びました。
新規サーバの申し込みをします。
申し込みフォームからプランの選択と個人情報を入力すると申し込みフォームで登録したアドレスにメールが届きます。
メールの中の「▼ユーザーアカウント情報」に書いてあるidとpassでインフォパネルにログインすることができます。
3.エックスサーバーでドメインの追加
ここでは、エックスサーバーにさくらインターネットで使っていたドメインを追加することで、サーバにディレクトリを作ることができます。ここで追加したディレクトリにデータを移行していきます。
3-1.ドメイン設定する
サーバーパネルの[ドメイン設定]をクリックする。
[ドメインの追加設定]をする。
ドメイン設定の追加が完了します。
4.さくらインターネットのデータベースをエクスポート
エックスサーバーのデータベース設計するために、まずは、さくらインターネットのデータベースをエクスポートしていきます。
4-1.さくらインターネットのMySQL データベースにログイン
さくらインターネットのコントロールパネルにログインする。
ログインしたら、[データベースの設定](1)から[管理者ツール ログイン](2)をクリックする。
phpMyAdmin の管理画面が開くので、ユーザー名、パスワードを入れる。
ユーザー名とパスワードがわからないっていう人は、サーバに入っているWordPressフォルダの中にある「wp-config.php」というphpデータから確認することが出来ます。
ログインできたら[エクスポート]をクリック。
[DROP TABLE / VIEW / PROCEDURE / FUNCTION / EVENT を追加](1)にチェックがされていなければ、[実行する](2)をクリック。
実行すると拡張子.splというファイルがダウンロードされます。
5.エックスサーバーのサーバにWordPressデータをアップロード
1-1.でダウンロードしたWordPressデータをエックスサーバー側にアップロードしていきます。
アップロード時のFTPアプリはもちろん「FileZilla」で行いましょう。
5-1.WordPressデータをすべてアップロードする。
「FileZilla」の画面から。
[3-1.]の作業で追加されたディレクトリの中にある「public_html」にアップロードします。
問題なくアップロードできればOKです。
6.「SQLファイル」をエックスサーバーにインポート
4.にてダウンロードしたSQLファイルをエックスサーバー側にアップすることで、さくらインターネットと同じデータベースが構築されます。
6-1.新規データベースを作成する
サーバーパネル画面から[データベース]→[MySQL設定]からMySQL設定画面に入る。
[MySQLユーザーの追加]で必要な情報を入れて[MySQLユーザーの追加(確認)]をクリック
[MySQLの追加]で必要な情報を入れて[MySQLの追加(確認)]をクリック
文字コードは[UTF-8]を選択します。
6-2.「SQLファイル」をエックスサーバーにインポートする
[データベース]→[phpmyadmin(MySQL5.5)]からphpMyAdmin の管理画面に入る。
phpMyAdmin の管理画面から[インポート]→[ファイルを選択]して先ほどダウンロードしたSQLファイル選択します。
これで完了です。
6-3.エラーが出た時の対処
今回、[6-2.]の作業中にエラーがでてしまいました。
[インポート]→[ファイルを選択]して先ほどダウンロードしたSQLファイル選択し、[実行ボタン]を押した時に
「#1044 – Access denied for user ‘username’@’localhost’ to database ‘database_name’」
というエラーが出てしまったら、下記の外部記事を参考にしたら、解決出来ました。
WordPressの引越し時にmysqlで:#1044 Access denied エラーが出たら | それでも世界はまわってる
SQLファイルを編集することで、エラーが解消されました。
7.ファイルが移行できているか動作確認
ここまで、エックスサーバー側にデータベースの設定とWordPressデータがアップロード出来ました。
エックスサーバー側で反映出来ているか、ドメインを切り替えて本番で見られるようにする前に最後の確認をします。
[動作確認URL]→[動作確認アドレス]の中にあるURLから確認して、本番にあがっているサイトと同じであれば問題ありません。
8.「ドメイン」のネームサーバーを変更
この状態であると、「ドメイン」がさくらインターネット側で持っているので、エックスサーバー側に切り変えないといけません。
さくらインターネットで設定されているネームサーバーをエックスサーバーのネームサーバーに変更します。
8-1.さくらインターネットの会員メニューからネームサーバ情報ページをひらく。
ドメイン情報ページを開くために会員メニューから入っていきます。ヤヤコシイ…
会員メニューの[契約メニュー]→[契約ドメインの確認]をクリック。
[ドメインメニュー]をクリック。
[WHOIS情報]をクリック。
ネームサーバの[変更]をクリックするとネームサーバ情報を開きます。
8-2.ネームサーバ情報を書き換える
ネームサーバ1~ネームサーバ4の下記のように変更します。
変更したあと、[送信する]で完了。
ネームサーバ1:ns1.xserver.jp
ネームサーバ2:ns2.xserver.jp
ネームサーバ3:ns3.xserver.jp
ネームサーバ4:ns4.xserver.jp
ネームサーバ5:ns5.xserver.jp
サーバの仕様上、ネームサーバーは変更しても即時に反映はされません。
一定の時間(数時間~24時間程)をかけて世界中のネットワークで順次変更が浸透していく仕組みとなっています。
サーバの移行方法はこれで完了です。
しかし、メールアカウントの変更が残っていますので、あと一息。
9.メールアカウントの変更
エックスサーバーのサーバーパネルから[メールアカウント設定]から入ります。
移行したドメインを選択します。
[メールアカウント追加]からメールアカウントを入力して[メールアカウントの作成(確認)]をクリックすると確認画面がでてきます。
確定ボタンを押すと追加完了です。
あとは、メールが届くか確認してみることも忘れずに。
受信しているソフトの設定には[メールソフト設定]から設定を確認してみましょう。
まとめ.やってみた結果
色々ネットで調べて予習をしてから実践し、なんとかサーバー移行することができました。
いや~、手順が多くてめんどくさ…
さて、実践してみた結果、「PageSpeed Insights」での数字は少し向上したのみですが、体感的には速くなった。
このブログを書いているなかで、なんとエックスサーバの全サーバープランで独自SSLが無料・無制限に利用可能(2016年6月30日付け)になったとの知らせが!!これには驚いた!
次は独自SSLによるHTTPS化をやってみたい。
サーバの移行を考えているならば、エックスサーバーをオススメします!
ではでは。
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