独学Webデザイナーの独自なWebデザイン学習法
どうも、デザインスキル向上に努めているデザワです。自分はWEBデザイナーやってますが美大やデザイン専門学校の出身ではありません。
デザイナーに成り立ての頃、先輩デザイナーについて徹底的に鍛えてもらうチャンスがありませんでした。
なので、自分なりにデザインの学習法を考えてスキル向上に取り組んでいます。自分のWEBデザイン学習を体系的に考えたことが無かったのでまとめてみました。
デザインの学習は理論と実践
デザインの学習は、理論と実践をコツコツひたすら積み上げていく作業だと思っています。それは音楽の作曲と同様。楽典(音楽理論)を学び、実際に音を出して確認しながら曲を作り出していく。
デザイン理論だけでも、手を動かしながらのデザイン作業だけでもデザインのスキルとして身についていかないと考えています。
稀にセンス、雰囲気だけでデザインしたものが、良いデザインが生まれることもありますがそれはその場限りです。
プロとしてやっていくには、常に良いデザインをクライアントに出すことが必須。
なので、WEBデザイナーとして業界に居続けるためには理論と実践と繰り返しやっていくことが大事だと考えています。
自分は、理論と実践を行うために下記の項目に分けて学習に取り組んでいますので早速紹介していきまっしょう。
- 1.デザイン理論
- 2.デザインストック
- 3.模写
- 4.自主制作
1.デザイン理論
理論を学ぶといっても、学習範囲が広いので何を学ぶか迷ってしまいます。
デザインを4つの要素に分けて、1つずつ徹底的に学んでいく方法をとります。
- 色
- タイポグラフィー
- レイアウト
- 写真補正
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WEBデザインを見るための5つのポイント | ニシザワのブログ –
期間はだいたい2ヶ月かけて、その要素に対して深く広く学習することができます。
この方法の利点としては、分厚い理論書、テキストを吸収することができますし、1つの要素をずっと考えていると関係する情報が自分のところに無意識に舞い込んでくるようになる「カラーバス効果」と呼ばれる。
デザイン初心者に限らず、デザイナーとして現場でやっていても理論が大事と考えています。
それは、理論書を学ぶことで細かい差の重要性や意味を理解出来るようになる。理論だけになってもいけないと思うが、理論の土台を繰り返し学び直すことで技術も生きてくると思っているので、自分は定期的に学習しています。
2.デザインストック
良いデザインを浴びるほど見ることがスキル向上に不可欠だと思います。また、Webの業界は本当にスピードが速いもので、デザインや技術の流行がどんどん変わっていきます。
なので、デザインスキル向上とWeb業界のトレンドを追っていくために、毎日1サイト見てなぜこのサイトが良いと思ったのか?自分の感じたことをメモ程度に文章に落としていきます。(良いサイトの共通点を見つけられるようにデザイン理論を知っておくことが大事です。)
この方法、文字として整理するとより容易に蓄積することができる。
ただ、一日だけ1サイトの感想しても自分にとって微々たるものになりませんが、それを毎日コツコツと続けていくとどうでしょう?一ヶ月30サイト、一年で360サイトが自分の引き出し(ストック)になっていきます。スゴイッ
自分は、下記のWebサイトギャラリーからWebサイトを探しています。
- Webデザインリンク集・ソーシャルブックマーク – straightline bookmark | Web Design Bookmarking
- Webデザイン・Webデザイナーのまとめサイト | Webデザインに優れたサイトのリンク集 ≪デザインリンクデータベース≫
- 縦長のwebデザインギャラリー・サイトリンク集|MUUUUU_CHANG Web DESIGN Showcase
- WEBデザインのクリップ・リンク集|Web Design Clip 【Webデザインクリップ】
- イケサイ – ウェブデザイナーのWEBデザインデータベース
- The Best Designs / Best Web Design Awards & CSS Gallery
- Webデザインギャラリー | I/O 3000
- CSS Galleries / CSSMania
3.模写
自分が気になったクオリティの高いサイトのデザインと徹底的に模倣する方法です。
やり方としては、真似したいサイトのデザインをキャプチャしてPhotoshop等の画像制作ツールのレイヤーを下に置きその上からなぞるように模写していきます。
この方法はインプットとアウトプットを同時に行うことが出来るので、短期間でデザインスキルが上がるようになります。
もう少し噛み砕いて言うと、お手本をじっくり見ていくことで色や文字、レイアウトやマージンの取り方に気づくことができる(インプット)。
写真の加工やグラデーションの微妙な加減などを同じように見せるために考えて手を動かす(アウトプット)。
このような作業を繰り返して行うことで、色々な”気づき”が出てくるので アウトプットの質自体も、変わってくるようになります。
また、この模写しているクオリティの高いサイトを制作したデザイナーの追体験ができる。追体験をすることで、自分に足りないスキルを実感することができるので、オススメしたい。
4.自主制作
自分でサーバーをレンタルしてWebサービスやらブログを一から制作してみることで収穫するものが多いです。
デザイン、コーディングと公開までの道のりがものすごい遠いですが、確実にスキルが上がります。
業務で行う制作と違って自分がつくりたいものがやれるので自主制作でしか身に付かないこともあるので、毎日の少しの時間を捻出してコツコツやっています。
特別なことはない毎日コツコツとやるだけ
とまぁこんな感じで自分は、今現在1.~4.の項目について一週間の中で実行しています。
何事にもそうですがすぐにデザインうまくなったっていう即効性はないです。しかし、着実に日々のデザインスピードが上がっているなと実感しています。
天才でもないので理論と実践の繰り返しがデザインスキル向上にとって不可欠だと信じてやっています。
プロの演奏家でさえも、毎日の練習は欠かしていません。それは、本番の演奏会で常にベストパフォーマンスをするためにやっていることです。
人それぞれ自分に合った学習法があるので、どうやってWebデザインを学んでいるのか興味が尽きないところですね。