ポケモンGOはここがすごい!!ポケモンGOでマーケティング業界が変わっていく
どうも、ポケモンGOをやっている人を横目にコソコソやっているポケザワです。
近年稀に見る認知度のポケモンGO。外に出れば老若男女ポケモンGOをやっている光景に出くわす。これは、テクノロジーの1つのターニングポイントだと感じましたので、その辺について考えてみた。
ポケモンGOの衝撃
ポケモンGOはAR(拡張現実)を用いた位置情報ゲームで、7月6日にアメリア、オーストラリアで配信され、アクティブユーザーはTwitterを抜いた。任天堂の株価は1万4935円(7月6日付)から3万円(7月19日付)を突破。
歩きスマホによる交通事故や崖から転落して負傷するなど、日本での配信前から各メディアがこぞって取り上げた。そこで満を持して7月22日の午前10時すぎに日本配信がされた。会社内でも業務中にポケモンGOに興じている様がニュースにもなっていた。そんな自分もクライアント先に向かう道中インストールしてプレイしている一人だった。
そして、週末にはこんな人だかりが各所見られるまでに。
ここまで話題をかっさらった話題は近年あっただろうか。(否、あるかな…)
今回は、ポケモンGOを支えるテクノロジーとマーケティングについて考察してみよう。
ポケモンGOを支えるテクノロジー
GPS(グローバル・ポジショニング・システム)
ポケモンGOの「位置情報ゲーム」という類になる。
位置情報ゲームとは、携帯電話の位置登録情報を利用したゲームである。
よく「位置ゲー」と称されるが、「コロニーな生活」という位置情報ゲームの元祖を作った株式会社コロプラが商標をとっている。
※コロニーな生活:位置ゲーの元祖。移動距離に応じてGETした「プラ」を使用して、自分の街を育てていく街育成ゲーム。
この位置情報ゲームは従来のゲームが家に籠もってやるものから、外に出てやるものへと変えていった。
位置情報ゲームは非常にO2Oマーケティングと非常に相性がいい。
ゲームを進行していくためには外に出ないといけない。そして、企業はユーザーを来店・来訪させるためにゲーム内でのアイテムを提供する。
実際、ポケモンGOとマクドナルドが提携を組んでアイテムが手に入る「ポケストップ」や捕まえたポケモンを対戦させることができる「ジム」をマクドナルドに来店することで楽しむようにしている。
連日、マクドナルドに人が殺到しているという。
そのおかげか日本マクドナルドホールディングスは、7月のマクドナルドの全店売上高が対前年比26.6%の増加となった。
AR(拡張現実)
ARとは、現実の世界で人が居る環境で、仮想の情報を加えて「拡張」した表現や技術のこと。
現実の中にバーチャルリアリティ(仮想現実)を融合させたものっていった方が伝わりやすいかな。
「ポケモンGO」では、ゲーム中にポケモンが現れた時に、スマホのカメラを通すとカメラに写っている風景にポケモンが入り込んでいる仕組みにARを用いている。
本来、いないハズのポケモンがスマホを通して動いているという現実とファンタジーの融合した世界観を体験できるところがこのポケモンGOのミソ。
ポケモンGOのテクノロジーを使ったマーケティング施策
ポケモンGOは、いまのスマホのテクノロジーをフルに使い倒したゲームである。
ここでシンプルに考えられるマーケティング施策は、ポケモンをおびき寄せる「ルアーモジュール」というアイテムがある。
これをスーパーや飲食店が「ルアーモジュール」を使用することでポケモンGoユーザーを集めることができる。楽天チェックと同じような来店するとポイントがもらえるO2Oマーケティングの側面も持っている。
ここまで、ポケモンGoが爆発的な盛り上がりをみせたのは、ポケモンのもつブランド力によるものだろう。世界的にポケモンが広まったことによる効果がある。
ポケモンGoが続くかわからないが、ポケモンGoを支えているテクノロジーを使った横展開がドンドン出てくると考えられる。
ポケモンより歴史が長いマリオや、名探偵コナンなどのキャラクターを使えばゲーム内容とキャラクターの世界観に合せることで、これらも人気が出るだろう。
また、毎年夏に行っている電車のスタンプラリーなど、ポケモンGoのテクノロジーに変わっていくんじゃないかな。
個人的には、ポケモンGoのマップが簡素すぎてポケモンGoの世界観に入れない。
2年前のエイプリルフールでやった「Pokémon Challenge」の世界観の方が良かったな。(余談だけど…)
まとめ.認知度は9割超、利用率も4割以上
外に出れば老若男女ポケモンGOをやっている光景が数字として発表された。
MMD研究所調査で認知度は9割超、利用率も約4割という結果が出た。
近年にこれほど、認知度、利用率が高いゲームってあっただろうか。
どこまでこのブームが続くのか、新しい展開になっていくのか、どんな世界を見せてくれるのか楽しみだ。