なぜ君は筋トレをしないのか?問題ごとは全て筋肉でなぎ倒せばいい
どうも、筋トレは裏切らないと実感しているキンニクザワです。
身体を絞るため筋トレを始めました。やれば必ず結果が出ることを実感している中で以前自分が決めた筋トレ開始する日を伸ばしていた過去の自分と筋トレできない貴殿に向けて書籍「超筋トレが最強のソリューションである」を紹介したい。
なぜ君は筋トレをしないのか?
自分自身は、筋トレってなにかスポーツでうまくなりたい、強くなりたいために行うものと考えており目的の無い限り普段の生活では筋トレを取り入れることは難しいですよね。
しかし、気がむいて筋トレを行ったところで1度ぐらいでは目に見える効果が出てこないのでやりたくないということもあるだろう。
自身も過去スポーツで筋トレを行っており、筋トレの効果を十分に知っていてもめんどくさい、手間がかかるなと思っていて抵抗があった。みんなも疲れるのが嫌だとかあるんじゃないでしょうか?
そんな中、書籍「超筋トレが最強のソリューションである」を手にとってみた。
この書籍は筋トレの世の中の問題のほとんどを解決すると信じ、書籍やSNSなどで発信を続けているTestosterone氏がユーモアのある切り口で筋トレの素晴らしさを伝え、スポーツ科学を研究している久保氏が筋トレを科学的エビデンスで用いて論理的に説明をしている。
この著者たちの掛け合いが痛快でドンドン引き込まれていく。
筋トレには、身体、ココロの不安定の問題を解決してくれる誰でもできるお金のかからない特効薬的な行為なのでこの書籍を紹介したい。
筋トレはメンタルヘルスに効く
筋トレはメンタルヘルスに悪影響を与える性が高い「焦燥感」「不安感」「慢性疼痛」「認知機能」「睡眠の質の低下」「自尊心の低下」 などについてポジティブに働くという多くの研究があるんです。
自分が居るWeb業界では特に心が病んでしまう人が多い。実際、自身の周りに欝病で休職した姿を4,5人ぐらいみたことがある。自分も多忙な業務で瀕死の状態に何度もなったことがある。
やれどもやれども次から次に来る終わらないタスクやクライアントを相性が悪い(承認してくれないので業務が進まない)などあると常に不安感がつきまとう。結果的に自尊心の低下も招いてしまう。
筋トレをすることによって分泌されるテストステロン(やる気や闘争心の向上)やセロトニン(心を落ち着かせる、安定させる)といったホルモンが関与している可能性があると言われている。
メンタル的にやばいな~って思ったら筋トレすればいいんだね。
ところどころTestosterone氏の格言がユーモアに富んでいて痛快感を得る。
手首の代わりに筋繊維をカットしろ
手首切るぐらいなら筋トレして筋繊維切れ!傷の代わりに筋肉が増えるし、筋肉痛で生きている実感を得られるし、リストカットが病みつきになってしまう原因の一つであるセロトニン分泌もっ筋トレで促進できるし「何目指しているの?大丈夫?」と人々に心配して構ってもらえるし、ダンベルという親友もできて死角がない。
リストカットと筋繊維をカットの違いが如実にわかる名言ですね。
筋トレは死亡リスクに効く
Stamatakisら(2017)は8万人を対象に、様々な疾患に起因する死亡率と筋トレとの関連を調べました。
その結果、週に2回以上筋トレしている人はそうでない人よりもガンに関連する死亡率が約30%低いことが明らかになりました。ここで驚きなのは、有酸素運動を単体で行った場合にはガンに関連する死亡率は低下しなかったということです。さらに、ガン以外も含めた全体的な死亡率についても明確な関連性がでていて、筋トレをしている人たちは若年死する確率が23%低下したそうです。
ガンでキツイ思いをするよりも今すぐにでも筋トレで自分を追い込んでキツイ思いをした方がいいよね。有酸素運動(ランニングなど)と無酸素運動(筋トレなど)は同じ身体を動かす運動でも違いがあるなんて初めて知ることが出来た。
筋トレががん以外にも死亡率が低下するなんてやらないと勿体ない。ただ、これは筋トレをやり続ける必要がある。やり続けることが難しいんですね。
筋トレはケガ予防に効く
Mortonら(2011)の研究によると、ある一定期間以上(5週間以上)筋トレを続けた場合、筋トレにはストレッチと同等かそれ以上の柔軟性獲得(膝関節、股関節、肩関節)の効果があることがわかっています。
これは、筋トレによって筋肉そのものの構造が変化したのではなく「ストレッチトレランス(stretch tolerance)」と呼ばれる痛みの閾値が変化したことが要因であると考えられています。
ストレッチより筋トレの方が柔軟性の効果があるという衝撃な真実ですが。
学生のころスポーツをやっていた時も柔軟性を高めるにはストレッチが最適だと信じて疑わなかったですよ。
これが本当であるならば、筋トレをしたほうが、筋肉もつくし、ダイエットできるし、柔軟性もたかめることもできるって一石三鳥じゃないか。
筋トレは自信に効く
Ericsonら(2017)は32名の65歳以上の女性を対象に、筋トレ(スクワット、レッグエクステンション、レッグプレス、シーテッドロウ、プルダウンなど)がポジティブな感情に対してどのような効果があるのかを調べました。その結果、 筋トレをしていたグループの方が統計的に有意に「希望」が増加し「ネガティブな気持ち」を指し示す指標は有意に低下していました。
自分も糖質制限食ダイエットに筋トレを摂り入れたところ13kg以上減量できました。
以前、糖質制限食ダイエットで10kg以上減量できた頃より筋トレにより身体に筋肉がつくことで痩せたことよりも満足感があった。
上記の引用の筋トレ自体によるものではなくて単純に筋肉がついたことによる自信だと思う。
Testosterone氏が筋トレによる効果として「上司も取引先もいざとなれば力ずくで葬れると思うと得られる謎の全能感」があると格言を述べられているがまさにそのとおり。
これには全面的に共感する。ダイエットする前の自分と比べてまったく自信付き方が違うことに驚く。
上司も取引先もいざとなれば力ずくで葬るということが実際にないが、業務のデザインやコーディングを秒で葬れる気持ちです。(無理だけど)
まとめ.問題は筋肉でなぎ倒す
本書のタイトルにもあるように「筋トレが最強のソリューションである」というように筋トレにはメンタル、死亡リスクの減少、ケガ予防から仕事上のパフォーマンスの向上など効果をまざまざと学ぶことができた。
筋トレはスポーツ競技者のためのものではなくて、スポーツをやらない人にも取り入れるべきものだが、まだまだ筋トレ=マッチョという固定観念があって筋トレを実践することが難しいとおもう。
一般の人が筋トレを取り入れることが当たり前になっていない時にこそ、今筋トレをやるべきではないか。
本書には嘘みたいに人生を変えてしまった話も漫画にて収録されており、人生における問題は筋肉でなぎ倒せるという自信がついてくる書籍である。
おすすめしたい一冊です。