Webデザイナーがデザインを学びなおす過程で学んだこと
どうも、コーディング作業を中心に行っているコーダザワです。
プライベートでWebデザインの実技や理論を学習できるサイトを作ろう思い、まずは自身のデザインスキルを学びなおしています。
デザイン書籍「デザインの教室」を使ってデザインを学びなおした過程で学んだこと・改めて気が着いたことをまとめてみました。
デザインスキルを磨く一冊はこれ
デザインの学びなおしに書籍「デザインの教室」を参考に使いました。
「デザインの教室」はグラフィックデザインの理論の解説、実際に手を動かしてデザインする課題とその課題に対してのデザインする過程の考え方が解説されています。
デザインを学ぶには手を動かして自分でデザインをすることが必要不可欠なので、デザインスキルを磨くには適切な一冊と言える。
デザインを学び始めた時から「デザインの教室」を使っているので、デザイン初心者やデザインを学びなおす人に「デザインの教室」は良書なので紹介しつつ、その中で学びなおしたことを紹介したいと思う。
デザインの教室 手を動かして学ぶデザイントレーニング(CDROM付)
デザインの意図を言葉で表現する
以前、デザイン趣意書といってデザインの意図をまとめたものを担当ディレクターにデザインと一緒に提出していました。
その時にデザインの趣旨なんてディレクターが勝手にやってくれ!という程度のものとしか考えていなくて、文章も書くことも苦手だったので苦しみながら行っていました。(今はブログを書き続けているので書く行為に対しては苦手意識はありまえんが。)
デザインの意図を言葉でアウトプットすることには、他人のためだけではなく自分自身のためのものであると本書で学んだ
- 制作した時の思考を冷静に振り返って考えることができる。
- デザインのボキャブラリーとして蓄積され次第にデザインがしやすくなっていく。
今後はデザインする際に一緒にデザイン意図を言葉で表現することをセットで行っていきたい。
デザイナーが提供できるものとは?
クライアントがデザイナーに対して要求しているものは「デザインと呼べるもの」を提供することである。
「デザインと呼べるもの」というのは感性のみでデザインをしていくのではなく、デザインを作り上げる構成力(理論)が不可欠です。
デザインすることに慣れていくと無意識にデザインの理論から離れていくことがある。ガチガチの理論にのっとったデザインも面白くないけど、理論を外れたデザインはもはや「デザインと呼べるもの」では無くなってしまいます。
よくありがちな例で「御社の元気なイメージにあわせて太陽の写真を使いました」などいうような視覚的な内容に意味をもたせようとすると、ビジュアルとは関係のない事柄をこじつけてしまうことになってしまう。
これはデザインとしての世界を作れる構成力とは全く関係のないものです。
「デザインと呼べるもの」をならしめる構成力とは、配置されたオブジェクト同士が関係し合って、互いにその配置の根拠となりその配置であることが必然的な表現にさせることです。
そのために下記のスキルが必要である。
グラフィックデザインに必要なスキルは、文字や色などに関する知識と、それらをまとめてイメージを作り出す構成力に分けられる。
デザイナーはルールをつくり、設計をする
デザインの4大原則のうち「整列」とは揃える技術のことでデザインの基本である。
揃えることによって画面や情報が整理されます。
例えば、2つのオブジェクトを揃えるよりも4つのオブジェクトを揃えることで誰が見ても揃えられているというルールがあると見ている人に伝わるようになっている。
どこで揃える・揃えないを決めるというルールはデザイナー自らが決めないといけないのです。
同じように「整列」以外の「近接」「強弱」「反復」の原則をビジュアルのルールをデザインしているすべての部分で対して適応する。
デザインをする上でその場その場でルールを作っていくのではなく、統一感のあるルールをつくることがデザインの世界観を生む。
美しく緻密に構成されたデザインは、ページを構成するうえでの法則・約束事の作り方にポイントがある場合が多いので、自分の好きなデザインを、このような視点から見直してみるとよいでしょう。
まとめ.デザインは鍛錬
書籍の課題に従って久しぶりに手を動かしてデザインしてみたが、感覚が鈍くなっており、最初は満足するようなものが出来なかった。
デザインは常にデザインをしていないとデザインの質が落ちていくことが身をもってわかった。
これはスポーツで練習しないとパフォーマンスが低下することと同じ。
スポーツの練習でよく「練習を1日休むと取り戻すのに3日かかる」と言われているがデザインも全く同じで本来もっているスキルまで戻るには時間がかかる。
久しぶりにデザインして満足のいくパフォーマンスが出るほど甘くないね。
また、スポーツで基礎となる型(野球の素振りやボクシングでのシャドーボクシング等)を練習時に何回も何回も繰り返す。デザインもデザインの理論と実践を繰り返ししてくことが大事。
デザインと関わっていたいのならデザインの鍛錬を忘れてはいけない。
デザインの鍛錬する上で「デザインの教室」は丁度良い教材だと言える。
さぁて、デザインの実技や理論を学習できるサイトを制作していきましょうかね。
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