男性が育休を取ってみて分かったこと

どうも、男性の育休取得率が3%しかないことに嘆いているナゲキザワです。
当初、自分は男性が育休をとることに否定的でした。それは育休取ってよいのか??という不安によるものでした。しかし実際、育休取得後について分かったことをまとめてみた。

子どもの成長を間近でみれる

仕事があるとどうしても休日である土・日しか子どもたちを一緒にいることができない。
子どもの成長のスピードは早く、そして小さい変化なのでとても一週間の土日に2日間だけでは気がつくことが難しい。毎日、一緒に子どもと居ることでかすかな表情の変化に気がつくことが出来て毎日喜ぶことができる。

これは、育休の醍醐味であろう。ニシザワは子どもが二人いるので二人とも目を配って上げることができる。

また、上の子と下の子(育休するための子ども)の成長と比較をして楽しむことができる。「上の子はまだこの時期にハイハイできてなかったよな~。」「もうハイハイできちゃうのすごくない~」とかそんな他愛もないないことが一番幸せ時期だった。

仕事を見つめなおす機会がある

育休を取る前までは仕事が大切なので、平日休みが取りづらい、毎日残業続きなことは仕事を言い訳にすればすべて見逃されると考えていた。
子供や妻は大事だと頭では理解していても、実際は仕事に没頭してしまっていたと思い返す。

育休中、仕事の仕方を考えてみると、平日子供の保育園の行事にいけない、毎日残業で嫁に負担をかけている生活でいいのか?仕事中心で満足か?自身に問いただしてみると以前読んでいて頭にこびりついている下記の文言を思い返す。

例えば、幼い子供がいるのに深夜まで妻に育児家事を押しつけて、職場に残っているパパ社員の人には言ってあげてください。あなたの人生の評価をするのは家族であって、会社じゃないですよ。あなたが定年退職した翌年に去年まではご苦労様とか、一昨年まですごかったねとか、会社は言ってくれないんですね。そのかわり、定年退職した後、30年間家族からあなたは家のことを何にもやらなかったわよねってずっと言われるんですね。そんな人生って幸せでしょうか。

「長時間労働が日本をダメにする」小室淑恵氏が提案する、育児と介護の解決策 – ログミー

自分の人生の評価をするのは家族であって、会社ではない。確かに会社は人生の一部である働き方しか評価ができない。当然ながら家族や自分を守ってくれない。

そう理解できた時にキチンと休みを伝え、残業をしないような働き方をしていこうと考えた。
仕事に復帰した今は、休みを伝え、残業しないように業務中は集中してタスクをさばいている。

人それぞれ仕事の価値観はあると思うのでこれが正解というものはないと思うが、育休という仕事のインターバルを設けたことで仕事に対しての価値観をみつめなおすことができたと思っている。

妻とのコミュニケーションが円滑になる

妻は子どもが夜も泣いて十分に睡眠が取れず、日中もいつ昼寝するかも分からない状況で妻が休む時間が全くない。かつ、家事のこともしなくてはならないのでお昼ごはんも食べてないこともあるそうだ。もし、会社でこんな働き方があったならブラック企業確定ですよね。

育休中では一緒に子どもを見ることで、だいぶ妻への負担が軽くなるので、余裕も生まれてくる。余裕も生まれてくると日中いろんなところに子どもを連れて出掛けることが出来る。
買い物やお茶をしたり一緒に楽しめて妻とのコミュニケーションもたくさん取れる。
これには平日の夜、土日だけでは子どもの面倒もあって必要最低限のことしか話せないので育休の制度に感謝せざるを得ない。

やらなきゃいけないことに追われてばかりの生活からの脱却

普段が仕事、家事、育児に追われていると全く余裕がなくなってしまう。余裕がなくなっていることにも気がつかず疲弊している状況だった。
しかし、育休を取ってみて感じたことは、やらなきゃいけないことしかしてない生活だったなと思った。上でも述べたが妻と子どもを連れて行きたかったお店に行ったり、その帰り道に雑貨屋に寄ったり楽しんだ。育休前まで雑貨屋なんて生活雑貨は買ってもくだらない雑貨まで見たり買ったりなんてしてなかっただろう。

そのように余裕が生まれると子どもにも良い影響がある。上の子にも下の子にも十分に接する時間が増える。

このことが言いたいがためにブログ記事にしてしまったようなものだ。

まとめ.育休取得に迷ってる暇はない

育休を取ることで収入も減るし、もしかしたら職場でも扱いも変わってしまう可能性があるかもかもしれない(原則不当な扱いをすること禁止されていますが)と考えてしまって育休取得に躊躇してしまうと思います。
そんな時に「あなたの人生の評価をするのは家族であって、会社じゃないですよ。」を思い出して考えてみてほしい。育休を取るかどうか迷ってても子どもは刻一刻と成長をしちゃってますよ。

今回、自分は1ヵ月の育休を取得したが3ヵ月~6ヵ月は取っておけばよかったと後悔している。
もっと味わいたかったな。
厚労省の方が2011年に公開した資料であるが男性の育児休業期間は「5日未満」が35.1%で最多だという。5日で何ができるの?それって育休なの?って思う。

取得期間別育児休業後復職者割合(男性)

是非、育休をとりましょう。長期で!!

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