人にフォーカスした手法「インバウンドマーケティング」と「アンバサダーマーケティング」を知る

どうも、最近のマーケティングの流行りが早くて情報のキャッチに若干焦り気味なマーケザワです。本職じゃないので仕方ないのですが、やっぱり物の売り方を考えるのにマーケティングは知っておいて損はないですね。今回、聞きなれないインバウンドマーケティングとアンバサダーマーケティングのセミナーに参加することが出来ました。

インバウンドマーケティングとアンバサダーマーケティングって何?

今回は、アジャイルメディア・ネットワーク社主催の「インバウンドマーケティング×アンバサダーマーケティング出版記念セミナー」に参加してきました。

インバウンドマーケティングとアンバサダーマーケティングの両方を大枠ではあるが、学ぶことが出来たのでまとめてみたいと思う。

インバウンドマーケティング

インバウンドマーケティングとは、従来の広告は興味のない相手までにも届いてしまう。もともと興味のない広告を受け取った相手はけむたがるだけ。広告を打った後、相手からの反応を見極めて個々にアプローチしていく活動。

それを実現させるために下記の「インバウンドマーケティングメソドロジー」という手法がある。
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1.Attract(惹きつける)
・ターゲットとなる潜在顧客をブログ、ソーシャルメディア、キーワードによってサイト訪問者にさせる。

2.Convert(転換する)
・サイト訪問者を見込み客に。ブログからランディングページに誘導させる。
ECサイトからの95%は買わない理由はタイミングではない。検索結果のトラフィックのうち17%広告から、残りはオーガニック検索から。動画、PDFをみせるためのランディングページになっている

3.Close(閉める)
・見込み客を顧客に。
定期的に送るメルマガは、開いたページに合わせたメルマガ内容をおくるようにすること。
ユーザーのアクションに対してメールを送るので、配信数が少なくてすむ。結果、開封率が上げることができる。

4.Delight(喜ばせる)
喜んでもらう。顧客を推奨者に。
買って終わりではない関係を気づくためにあった後にもフォローをしていく。Q&Aサイトなどのより商品との関係性をつなげるような情報を提供する。

このような一連の方法を用いることで、相手の置かれている状況や環境にマッチしたサービスを提供してあげることができ、その上、顧客に変えてしまうことができる。
従来の押し付けの方法とは違い人に嫌われないマーケティングがインバウンドマーケティングのミソなのだろう。
嫌われてしまってはディスられても、決して推奨者の立場に回ってくれないだろう。
これって、リアル店舗におけるスタッフの接客と同じかな。

アンバサダーマーケティング

アンバサダーマーケティングとは、インセンティブを与えずとも企業・ブランドについて自発的に情報を発信してくれる人を見つけ出していく活動。これは、ロブ・フュジェッタがブランドアドボケイトというマーケティングを説いているものをアジャイルメディア・ネットワーク社が日本人受けできるようにアンバサダーマーケティングという呼び名にした。

Facebookファン10万人を頑張って集めるよりも知人・友人100人に情報を届けるチカラを持った利用者1,000人(アンバサダー)の方が反響は大きい。

このアンバサダーを見つけ出すのがNPS(ネットプロモータースコア)というもの
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「あなたは「ブランド」を友人や知人に勧めますか?」の質問に10段階の評価をつける。
推奨者: 9〜10
中立者: 7〜8
批判者:0〜6

その三者に向けてそれぞれの質問で推奨者から学ぶ、推奨者への壁を知る。
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推奨者:「オススメする際にどう語ってくれてるの?」→推奨原動力を知る
中立者:「満足しているけど、あと一歩、推奨に何が必要?」→推奨への条件が分かる
批判者:「ボトルネックは何?ブランド離反の原因は?」→ボトルネックを発見する

これらによりアンバサダーの発掘・蓄積・分析していく。
影響力ある人にバズらせるより、アンバサダーを意識した方が周囲への推奨、レビュー発信、要望・アイデア等をもらえる。
なによりもアンバサダーの喜びは好意を持つ起業やブランドから個人として認識され、耳を傾けてくれることなので、企業は発言機会の提供や露出支援、フィードバックすると成功が近づくのではないか。

「人」にフォーカスしたデジタルマーケティング

インバウンドマーケティングとアンバサダーマーケティングの共通点は、「人」にフォーカスしたデジタルマーケティングをするということ。これが今回のセミナーのテーマ。

「人」にフォーカスするということは、昔からやっていることである。
サザエさんでいうところの三河屋さん。主な業態は酒屋ではあるが、実際はお客さんの生活状況を知っていて丁度、醤油や味噌が切れるころに配達してくれる。このお客を知り、お客に喜ばれてクチコミで広がっていく商売は昔からもリアルでやっている。

ソーシャルメディアやブログといったサービスが台頭してきた昨今、それらのデジタルサービスお客を知りクチコミで広げていく商売を絡めて上手く活用すること。インバウンドマーケティングとアンバサダーマーケティングの共通する点じゃないかなと思った。

まとめ

初めてマーケティングのセミナーに参加することが初めてだったので、マーケティングの専門家の方の話が聞けて良かった。ところどころ難しすぎて追いついていけないところもあったり。

アンバサダーマーケティングの書籍を頂戴したので、じっくりと読み進めて知識を深めたい。

また、こういったマーケティングのセミナーに参加していきたい。今度は、もう少し話を理解できるようになっているかな。

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